ストレス、うつ病などで高値を示すホルモンです。
副腎皮質から分泌されるホルモンで、糖質コルチコイドの一種です。糖代謝をはじめ、タンパク代謝、脂質代謝、電解質の代謝、骨代謝、さらに免疫機構にも関与しており、生命維持に不可欠なホルモンです。炎症を抑制する作用もあります。ストレスに関与し、過度なストレスを受けると分泌量が増加しますが、その反応はとても敏感です。ストレスホルモンとも呼ばれています。
コンチゾールの検査は、副腎皮質や下垂体、視床下部の異常が疑われる場合や糖尿病・肥満の原因を調べるために行われます。
異常な場合に疑われる病気
・高値…クッシング症候群、ストレス、うつ病、神経性食欲不振症など
・低値…アジソン病、先天性副腎皮質過形成、ACTH不応症、下垂体性副腎皮質機能
低下症、副腎皮質ホルモン薬の服用等
わずかな採血量で簡単に調べることが出来ます。